さて。従兄君とすっかり仲良しの休日を堪能しているぷ~ち君。
今日などは風にもめげずに外遊びなどしながら午前中を通り抜け、
一緒にパスタで昼ご飯をしたりながらふたりともなんとな~く炬燵の周りから離れません。
僕「ふたりともどったの?」
謎1「.........伊織はまだでしょ~か。」
謎2「.........猫が膝から離れてくれません。かわいいw」
僕「そっか。。。がんばれ、暇潰し。」
謎1「んじゃ、ちょっとスーパー行ってくるっw」
謎2「一緒におやつ買って来まっすw」
もう、どっちがぷ~ちの台詞やら(爆笑)
正解は、謎1がぷ~ちで謎2が従兄君。
ぷ~ちはものっそ嬉しそうに大事なお小遣い入りの財布を持っていそいそとおでかけ。
↑
僕は当然後で補填してやると決めているので放っておきました。
なにしろ自分だけで使う訳じゃないからさw
そして実は伊織からも昨日の内におやつを預かっている事は内緒ですw
「ただいまです~♪」
「選びに選んで美味しいの買って来たぜぃw」
ああ、もぉどっちがどっちでもいいわwww面白いから♪
そして嬉しそうに炬燵におやつを広げながらやはり伊織を待つ構え。
あんまり可愛いので伊織の携帯にメールで実況中継してみたとか.....おばかな僕。
そして夕御飯はカレーを作る事に成り、いそいそと手伝ってくれたそうにしているので
ふたりにお買い物に行って貰いました。
「じゃがいもと~、にんじんと~、玉ねぎ買ってきてねっw」
そらもう元気よくお使いに行ってくれ、更にはニンジンの下処理もやってくれました♪
そしてカレー+シチューが出来上がる頃、新社会人の伊織君が帰宅。
ところがどっこい、ちびちびたちはちゃんと出迎えの悪戯をしこんでいました。
ぴ~んぽお~ん?
何故チャイムが鳴るのだ?カギはどうした?とかおもいつつ立とうとすると
従兄君がによっとしながらインタホンを取りました。
「はいwどちらさまですかぁ?」
「伊織です~ってば。」
「どちらの伊織さん?」
「......................開けたまえ?」
「は~い。」
うんまぁ、さっそく遊ばれ始めた伊織君、スーツを脱いだ途端に素に戻りました。
「で?どっちが悪戯考えたんだ?このミラクルツインズは?」
「えっへっへ~w」
和室に逃げ込んでいくところを伊織にとっ捕まえられ、
ふたりともくすぐり倒しの刑。
して、凌桜ちゃんがちらっと顔を出してくれて、
その後もえんえんふたり対伊織の攻防は続きます。
そんな中で、時々微妙な顔をする瞬間があるぷ~ちはこそ~っと僕に寄ってきて
ちっちゃい声でこう、呟きました。
「...............帰っちゃうんだよ.......ねぇ?」
「うん、帰るよ、でも今日はまだ泊まるよ?」
「でも、帰っちゃうんだよね。」
「そだね、でも帰らないとおかんのおね~ちゃんがちょっとさびしいのね。」
「.....................だよね。シャマルとかみたいに来たらずっと居るといいのになぁ。」
なるほどね~。
無理だけど、絶対無理なんだけど、その気持ちは解るよ、ぷ~ち。
年が離れた姉兄しか居ないから、4月からは自分だけが学校なんだって事とか
一緒に遊べる時間の合う相手がいきなり減るって事に気づいたんだね。
そんなぷ~ちも従兄君が姿を見せると元気よく
ちょびっとだけだけどおにいちゃん気分で踏ん張ります。
で、気持ちのはけ口になっちゃうのはやっぱり......伊織なのですね~w
いとこ「伊織に~ちゃんはぁ~、」
伊織「あ、俺は従兄間では呼び捨てで構わないぜ~?」
いとこ「え~?なんで~?俺のにいちゃん呼び捨てなんかしたら力技だぞ~?」
ぷ~ち「いいの。伊織は伊織だから。」
いとこ「・・・?????」
ぷ~ち「伊織はずっと伊織だから伊織でいいんだ~ぃ。な?伊織w」
伊織「......................お前だとなんだかむっとするんだが?」
ぷ~ち「..........................じゃ、執事?」
伊織「うっきゃ~!」
ぷ~ち「うひゃほほ~~w」
いとこ「いぇ~い、負けるなぷ~ち~w」
そして伊織はなんとなく何かを察したらしく
不思議な雄たけびとともにふざけてぷ~ちを追いかけまわし、
布団に捕獲してくすぐり倒し続ける刑を執行。
いとこくんもちゃっかりくすぐる側に回ってましたが、
それがなぜだか伊織をくすぐっているとか。
伊織「ふぎゃああ!何故俺だしw」
ぷ~ち「も......だめ........笑いすぎで腹筋ビシビシ~。」
すげ~ぜ、ぷ~ち+従兄 対 伊織。
19歳直前でこんなはっちゃけた伊織が見られるとは思わんかったぜ、僕は。
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